【中日新聞杯】3番人気デシエルトが逃げ切りで重賞初制覇 岩田康「ペースが速いのは分かっていた。スタッフに感謝」
「中日新聞杯・G3」(7日、中京) 3番人気のデシエルト(牡5歳、栗東・安田)が逃げ切り勝ちを収めた。前走のアンドロメダSで約2年半ぶりに芝のレースに参戦して勝利していたがこれで連勝。待望の重賞初制覇を飾った。 先行争いを制して1角でハナ。道中は鞍上の岩田康がなだめつつ淡々とマイペースに持ち込むと、4角過ぎから促してリードを広げた。ゴール前では後方待機組が差し脚を伸ばしたが、セーフティーリードを保ったまま、まんまと逃げ切った。 殊勲の岩田康は「馬場も考慮して自分の形でレースをしました。まあまあペースが速いのは分かっていましたが、コントロールが利かないところもありましたから。それでも勝てたのは、スタッフが仕上げてくれたのもあります。感謝したいですね」と、粘り強く取り組んできた陣営の奮闘に頭を下げた。 勝ちタイムは1分58秒4(良)。2着には1番人気のロードデルレイ、3着には6番人気のマテンロウレオが入った。