斎場の個人情報漏洩に批判など問い合わせ20件 大阪・八尾市、相次ぐ職員逮捕
大阪府八尾市の市立斎場をめぐる加重収賄などの事件で、市が9日に開設した専門窓口には、市民らから電話で計20件(同日午後5時現在)の問い合わせがあった。「自分の個人情報は該当するのか」という不安の声や批判も寄せられたという。 【写真】大阪府八尾市立斎場 逮捕された市職員は、斎場の現場責任者「場長(じょうちょう)」の立場を利用し、斎場利用者の名前や住所などの個人情報約3千人分を流出させたとみられる点を市は問題視。また昨年12月、市の労働組合幹部の立場を利用し、組合員の男性から現金を脅し取ったとして、恐喝容疑で当時50代の男性職員2人が府警に逮捕された事件もあった。 こうした市職員らの相次ぐ逮捕に、市は弁護士など外部の視点を取り入れた再発防止策を検討する方針。 大松桂右(だいまつ・けいすけ)市長も自身のX(旧ツイッター)で市民らに謝罪し「警察による捜査に全面的に協力をする」とし、関係者らの厳正な処分を行うと投稿した。