目の前で信号が「黄→赤」に変わった瞬間に通過した車…!これって「信号無視」で罰金対象?
信号無視は道路交通法違反として罰則の対象となりますが、特に青から黄、黄から赤へ信号の色が変わった瞬間に、停止せずにそのまま進んでしまう車もいます。信号の意味を正しく理解し、その指示に従わないと罰則が科せられる可能性があるため注意しましょう。 今回は、信号の色の意味や信号無視したときの罰則や反則金について紹介します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
信号の色と意味
青・赤・黄の3色のうち、止まらなければいけないのは信号が赤のときのみと考えている方は多いかもしれません。実は、黄信号についても原則止まらなければならないようです。ただし、信号が黄色に変わった時点ですでに停止線に差し掛かっており、安全に停止できない状態で止まるとかえって危険であるため、例外的に注意しながら進むことができます。 なお、青信号は「周囲の状況を確認しながら進んでもいい」、赤信号は「停止線を超えて進んではいけない」が基本的な意味なようです。ただし、交差点で右折・左折しようとしている場合には、赤信号でもそのまま進めます。 このような信号の色の意味を踏まえると、黄色から赤に変わった瞬間に通り過ぎていく車は、信号無視をしている可能性があるといえそうです。本来は黄色になった時点で停止しなければなりません。
信号無視による罰則について
信号無視をした場合、道路交通法第7条に違反したとして罰則が科せられます。同法第119条によると、信号無視の罰則は3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金とされています。 ■交通反則通告制度により処理されるケースも多い 信号無視した車の運転手には、道路交通法違反で罰則が科される代わりに、交通反則通告制度により処理されることが少なくありません。交通反則通告制度とは、比較的軽微な違反行為に対し、反則金を納めることを条件として、刑事裁判や家庭裁判の審判を受けずに処理する方法です。 信号無視をした場合の反則金は車両の種類によって異なります。 警視庁「反則行為の種別及び反則金一覧表」によると、普通車で9000円、大型車で1万2000円が科せられるようです。また、交通違反点数制度において2点が加算されます。免許取得時は0点からスタートしますが、所定の点数が貯まると免許停止処分となったり、自動車保険の保険料が高くなったりすることがあるため注意しましょう。
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