秋晴れ、山車華やか 富山県射水市で大門曳山まつり
大門曳山(ひきやま)まつりは13日、富山県射水市大門地域で行われた。法被姿の若者が、華やかな山車の車輪をきしませながら街中を巡行。秋晴れの下、大門大橋を行き来する見どころ「橋渡し」を目当てに多くの人が訪れるなど、今年一年の県内各地の曳山まつりを締めくくった。 午前9時50分ごろに西町、中町、田町の曳山が庄川右岸の大門神社前を出発し、橋を渡って枇杷首(びわくび)の曳山と合流。枇杷首神社前でおはらいを受けた後、4基が連なって右岸に向けて再び橋を渡り、商店街などを練った。夜は優雅な提灯(ちょうちん)山となり、見物客を魅了した。 まつりは1872(明治5)年ごろに町の発展を願い始まったとされ、4基の曳山は市の有形民俗文化財に指定されている。毎年、大門神社と枇杷首神社の秋季例大祭に合わせ「スポーツの日」の前日に実施している。