【新日本】SANADAが沈黙を続ける真意 挑発した海野翔太をKO後もノーコメント
新日本プロレス11月4日大阪大会で海野翔太(27)と激突するSANADA(36)が〝無言襲撃〟で攻勢に転じた。痛烈なメッセージで挑発されていたSANADAは、30日の新潟・燕大会の試合後に場外で海野をKO。それでも沈黙を続ける真意はどこにあるのか――。 SANADAは20日(日本時間21日)の英国・ロンドン大会でIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.に敗北。同戦で勝てば防衛戦となるはずだった大阪大会の海野戦がノンタイトル戦となってしまった。 さらに英国決戦以後は全大会でノーコメントを貫いている。24日のシリーズ開幕戦(群馬)では海野から「もっと熱くなってくれよ。感情を出してくれよ。ザックに負けたらそれで終わりか? 今年は棒に振るつもりか?」と挑発的な言葉も投げかけられたが、完全無視を決め込み言葉を発してこなかった。 そして迎えたこの日の大会では、6人タッグ戦で海野と対戦。チームが勝利を収めた後、ついにSANADAが行動を起こした。決着後のリング下でにらみ合うと、海野にエルボーを連発される。これに怒りをあらわにしたSANADAは、ヘッドロックで捕らえるとそのまま客席へと投げ捨てる。なおも向かってくる海野をSkull Endでグロッギー状態に追い込むと、悠然とリングに戻っていった。 海野の言葉に触発され感情が爆発したのかと思いきや、バックステージでは相変わらずのノーコメントを続け、唐突な襲撃の真意は語らず。これに対し海野は「もっともっと熱く、熱くさせてやるからな、この野郎! プロレスは熱く、熱のこもった戦いだよ。いつまでスカしてられるか。必ずお前から勝ってやる」と対抗心を燃やした。 SANADAが寡黙なのは今に始まったことではないが、昨年3月の「Just 5 Guys」加入後は以前よりも発信をしてきた。不気味なまでの沈黙は、大阪決戦に不穏な空気を漂わせている。
東スポWEB