文筆家・川島如恵留(Travis Japan)。本業はアイドルながら、なぜ資格取得するのか?
資格を取る、資格試験を受ける、というのは非常に興味深い行為だと個人的に思っています。 仕事の為に取る。 将来の為に取る。 趣味として取る。 腕試しに受ける。 試験に挑戦するのには色んな動機があると思います。 そして試験を受けるとなると、資格を取ったとなると、きっと「何故受けようと思ったの?」と聞かれると思います。それ程様々な動機があると想像出来るからです。 私は何度も聞かれました。それもその筈です。アイドルと宅建はなかなか結びつかないからです。 あ、そうそう、私、川島如恵留、最近は色んな事に挑戦しておりますが本業はアイドルです。よろしくお願い致します。 改めてにはなりますが、宅建ってご存知でしょうか? 宅地建物取引士という国家資格。 不動産業界に就職を希望する人が就職活動に有利になるから受ける、なんて話や、既にその業界で働いている人がキャリアアップとして取得しようとする、なんて話をよく耳にします。 だからこそアイドルで生きていこうとしている人が宅建を取るというのは、そこにはなんの合理性もないように思えてしまう、ということもあって、合格して講習も受け、正真正銘の宅地建物取引士になって6年近く経ちますが、今でもまだ「どうして?」と聞かれています。 ちゃんとした回答をしないと理解はしてもらいづらい。転職を希望しているのかと、セカンドキャリアを考えているのかと、共演者さんや番組MCの方にいじっていただける分には嬉しいのですが、応援してくださる方々にそう思わせてしまって不安にさせてしまうのは本望ではないので、納得していただけるような回答を用意しておかなければいけないのです。 どうしたら理由を簡潔に説明出来るのか。テレビでは長々と理由を説明しても使ってもらえないから、何とかして一言で表そうと私は考えました。 そこで出た答えが「カッコよくて珍しいから!」です。(二言やないかい)