29日(火)午後は冷たい雨 台風21号は31日(木)ごろ 非常に強い勢力で沖縄の先島諸島に接近のおそれ
きょう(火)午後は東・西日本で雨の範囲が広がり、太平洋側で雨脚の強まる所がありそうだ。関東は朝より気温が下がり、夕方以降は一段と風が冷たくなる見込み。また、南西諸島は激しい雷雨の所があるため、道路の冠水、落雷や突風などに注意が必要となる。大型で強い台風21号の北上に伴い、沖縄はあす(水)にかけて天気が荒れてきそうだ。
東京 今夜は風冷たい
前線に伴う雨雲が太平洋側にかかっているが、今夜にかけては東・西日本のほぼ全域で雨となりそうだ。東海や関東南部は今夜からあす(水)明け方まで雨脚が強まり、伊豆諸島はあす(水)昼前まで激しく降るおそれがある。関東は雨と共に気温が下がる予想で、東京都心は13℃前後で推移する見込み。寒がりの自覚が強い人は、相応の対策が必要となる。
あす(水)は天気が西から回復して、朝は雨が残る関東も午後は内陸ほど晴れ間がありそうだ。きょうより気温の上がる地域が多く、西日本の太平洋側や東海は25℃以上の夏日の所がある見込み。一方、沖縄は大型で強い台風が発達しながら北上して来るため、先島諸島を中心に次第に風が強まり、うねりを伴った波が高くなりそうだ。
台風が遠くても大雨
台風21号は31日(木)ごろに沖縄の南へ進み、石垣島など先島諸島に最も近づく見通し。台風が非常に強い勢力となって接近するため、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要だ。先島諸島は、台風周辺の発達した雨雲が流れ込みやすい状態も続くため、1日(金)ごろにかけて大雨に対しても注意・警戒が必要となる。
台風は3日(日・祝)朝までに、東シナ海で温帯低気圧に変わる予想だが、西・東日本は湿った空気の影響で、1日(金)は西から雨の範囲が広がる見込み。2日(土)にかけては、時季外れの大雨となるおそれがある。3日(日・祝)午前中も、東日本を中心に雨が残りそうだ。 (気象予報士・高橋和也)