ネオ・ヴィンテージの極み、新風を吹かせるレイモンド・ウェイル「ミレジム」新作は実用性に優れた“横3つ目クロノグラフ”だ!
●1930年代の時計デザインから着想を得たミレジム・コレクションの最新モデル
1976年にスイス・ジュネーブで誕生した独立系時計ブランド、レイモンド ウェイル。 【画像】いい感じに使いやすそう!ミレジムのクロノグラフを画像で見る(19枚) 創業者レイモンド ウェイルは、当時クォーツ時計の台頭により危機に直面していたスイス時計産業を救うべく、高品質の機械式時計を手頃な価格で提供するという信念を掲げて時計業界に新風を吹き込みました。 ファミリービジネスとして強力な経営基盤を構築、現在では「フリーランサー」「マエストロ」など数々の代表作で知られる存在となっています。
かつては知る人ぞ知る存在だったこのブランドが世界に広く知られるようになったのは、およそ1年前に開催された ジュネーブウォッチメイキンググランプリ(GPHG)2023にて、新作「ミレジム」がチャレンジウォッチ部門の栄誉に輝いたことがきっかけでした。 フランス語で“ヴィンテージ”を意味する名前の通り、セクターダイアルやボックス型風防など、クラシカルな要素を散りばめたデザインは時計愛好家から高い評価を集め、「ミレジム」は一躍ブランドを象徴するアイコニックなコレクションとなったのです。
●ヴィンテージ感漂うデザインそのままに、実用性の高い機能を備えた最新モデル
さて、そんな人気コレクションの最新作として発売される「ミレジム クロノグラフ」は、これもその名の通り、GPHGに輝いた3針モデルのデザインを踏襲しながら、新たにクロノグラフ機能を搭載したタイムピースです。
ムーブメントには、セリタ社製SW510をベースにしたCal.RW5030を搭載。9時位置にスモールセコンド、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計を備えたクロノグラフで、約62時間のパワーリザーブなど実用的な機能を装備。 シースルー仕様のケースバックから除くローターには、ブランドの頭文字である「W」の文字を象った装飾が施されています。 多機能クロノグラフゆえにケース厚こそ12.9mmとやや厚めですが、ケース直径は3針モデルと同じく39.5mmとするなど、現代の時計トレンドにマッチする小ぶりなサイズ感。ヴィンテージ感を醸し出す長めのラグは、先端部分を内側に大きくカーブさせることで、手首とのフィット感を高めています。 また、1930年代のアール・デコ様式をイメージしたセクターダイアルももちろん健在。 中央から外周に向かって少しずつ高さを増す一方、最も外側のミニッツトラックは外周に向けて緩やかに傾斜することで、アワートラックが浮き上がって見えてくるという、ユニークな3D仕様は「ミレジム」の代名詞ですが、今回のモデルではさらに外周に備えたタキメータースケールがスポーティかつモダンな雰囲気をプラス。 ダイヤルカラーはシックなダークグレー、知性を感じさせるミッドナイトブルーの2タイプで、それぞれ重量感のある5連ブレスレットモデルと、風格漂うカーフレザーストラップモデルをラインナップ。バックル部分にあしらったモノグラム、あるいはストラップの剣先部分に配した「W」型ステッチに、独立系ブランドの矜持をさりげなくのぞかせるネオ・ヴィンテージウォッチです。 ●製品仕様 「レイモンド ウェイル ミレジム クロノグラフ」 ・品番:7765-STC-20001(グレー×レザーストラップ)、7765-STC-50651(ブルー×レザーストラップ)、7765-ST-20001(グレー×ブレスレット)、7765-ST-50651(ブルー×ブレスレット) ・価格(消費税込):59万4000円(レザーストラップ)、61万6000円(ブレスレット) ・ケースサイズ:39.5mm径・12.9mm厚 ・ケース:ステンレススティール ・ブレスレット:カーフレザーまたはステンレススティールブレスレット ・風防:サファイアクリスタル(両面無反射コーティング) ・ムーブメント:機械式 自動巻 Cal.RW5030(セリタSW510ベース) ・駆動時間:パワーリザーブ約62時間 ・防水性能:5気圧防水 ・発売時期:2024年12月3日
VAGUE編集部