唐津くんち「曳き込み」に曳山14台ずらり…笛や太鼓の囃子に合わせ「エンヤ、エンヤ」
国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)無形文化遺産「唐津くんち」(唐津神社秋季例大祭)は2日目の3日、佐賀県唐津市内で御旅所神幸が行われた。澄み切った秋晴れの下、御旅所となった早稲田佐賀中高第2グラウンドに14台の曳山が勢ぞろいする「曳き込み」を多くの人が見守った。 【写真】「宵曳山」で城下町を巡行する曳山(2日)
3日間の唐津くんちの中心行事。唐津曳山取締会の発表によると約25万人が訪れたという。
ご神体を載せたみこしに付き従うように、14台の曳山は市内を巡行した後、1番「赤獅子」から順に、砂が敷かれた御旅所へ進んだ。曳き子たちは笛や太鼓の囃子に合わせて「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」と声をかけながら、砂にめり込んだ曳山を懸命にひき、所定の場所に収めた。見事にひき終わると、見物客は大きな拍手でねぎらっていた。