羽生結弦さん、後半もアンコール3曲など躍動「胃の裏と表がグルンと反転したくらい緊張した」
フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者、プロ転向3年目の羽生結弦さんが30歳の誕生日を迎えた7日、さいたまスーパーアリーナで単独アイスショーの全国ツアー「Echoes of Life」をスタートした。 後半は「アクアの旅路」や「ダニー・ボーイ」などで感動を誘い、本編終了後の5分間のメーキング映像まで楽しませた。衣装、音楽、振り付け、ナレーションに映像演出と、トータルの芸術を見せつけて活況を誘い、成功させた。 アンコールの前にマイクを握ると「初演でしたが、いかがでしたでしょうか? 配信、会場での空気、ライビュー(ライブ・ビューイング)も、楽しみにしてくださって。いろいろな期待をいただいて、重責で、でも、メンバーみんなでいろんなことを感じながら、時間もエネルギーもたくさん使って、作り上げてきました。皆さんの中で、この物語が生きる糧になればいいなと思っています」と感謝した。 続けて「胃の中が、裏と表がグルンと反転したくらい、緊張してたまらなかったんですけど、みんなで作ってきて良かったなと達成感は感じています」と呼びかけ、最後は「阿修羅ちゃん」「SEIMEI」の超人気演目で、万雷の拍手を一身に浴びた。【木下淳】 本公演は、制作総指揮を執る「Yuzuru Hanyu ICE STORY」シリーズの第3弾。前半は新曲の「First Pulse」や「産声~めぐり」に加え、代名詞の「バラード第1番」を演じた。来年2月まで3都市7公演で、独創的な物語をつづる。 ◆Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd-Echoes of Life-TOUR 「GIFT at東京ドーム」「RE_PRAY TOUR」に続く物語。人生の旅路や成長をテーマに「命」とは、そして「生きる」ことの本質を問う。過去2作と同様、演出にMIKIKOを迎えた。さいたまスーパーアリーナで12月7、9、11日、広島グリーンアリーナで来年1月3、5日、千葉・ららアリーナ東京ベイで2月7、9日の3都市7公演。埼玉の7日と9日は全国各地の映画館でライブ・ビューイングが行われる。CSテレ朝チャンネル1でも独占生中継されている。