観葉植物が曲がって育ってしまった…なんてことを防ぐ、正しい「回転のさせ方」
観葉植物は、殺風景な空間に彩りと活気を与えてくれます。しかし、水や日光を十分に与えているのに、なんとなく植物がうつむいているように見えることがあるかもしれません。 それはおそらく、観葉植物を回転させる必要があるサインです。今回はそのやり方を紹介します。
なぜ観葉植物を回転させる必要があるのか
観葉植物は、屋外の植物と違って、窓から差し込む太陽光が直接当たるのは、片方の側だけになります。この状況を修正するために、植物は自ずと日が差す方に向かって成長します。日陰で発芽した場合でも同じです。 これは「光屈性」と呼ばれる現象で、Gardening Know HowのLiz Baessler氏がそのメカニズムを以下のように解説しています。 すべての植物にはオーキシンと呼ばれる細胞があり、その成長速度によって植物の形が変わります。日当たりの良い側のオーキシンは短く頑強に成長し、日陰の側にあるオーキシンは長くか細く成長します。 つまり、植物の片側がもう片側より長くなり、その結果、背を丸めたような形になります。 幸い、この問題は簡単に解決することができます。観葉植物を回転させればいいのです。
正しく植物が育つ、回転のさせ方
観葉植物を「回転」させるとは、単純に、プランターや鉢を動かして向きを変えることを言います。日常での運用方法はいくつかあります。 水をやるたびに鉢を1/4回転させる。 植物の片側が太陽に向かって伸びていることに気づいたら、鉢を回転させる。 2~3カ月に一度、鉢を半回転させる。 こうすることで、すぐに正しい方向に成長をはじめるはずです。もっとも、植物によっては数週間かかる場合もあります。 ──2023年1月22日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳: 伊藤貴之 Source: Gardening Know How, Keep Your Plants Alive, Dengarden
ライフハッカー・ジャパン編集部