【1500軒以上を片づけたプロが教える】目からウロコ! キッチンの「砂糖」や「塩」はどう保存するのがよい?
「早くやらなければ!」とわかってるのに、ついつい先延ばしにしがちな「実家片づけ」は、“親が元気なうちに取り組むことが何よりも大切”というのは、最新刊『「介護」「看取り」「相続」の不安が消える! 実家片づけ』を出版した、片づけアドバイザーの石阪京子氏。実家に溢れるモノを整理し、お金を把握することで、親子ともに幸せになれるそのノウハウを、本書から抜粋・編集してお伝えします。 ● 砂糖や塩、小さなストッカーに保存してませんか? 前回もお話したように、高齢者のお宅の片づけは、キッチンの全出しから始めるのが成功のポイントです。 その際に、よくあるのはお砂糖やお塩、小麦粉などの二重管理。 小瓶や小さいストッカーに移して調理台に並べている方が多いのですが、それだと1袋分が入り切りませんので、別に袋を置いておく場所が必要になりますし、ストックの有無もわかりにくくなります。さらに、移し替える手間が生じますし、その際に中身が飛び散って掃除が必要になることも。 だから、保存容器は、1袋分すべてが入るサイズを選ぶと断然便利。おすすめはフレッシュロックの製品です。口が広くて(移し替えやすい)、密閉性が高いうえ、プラスチック製だから軽いし割れません。手の力が弱い高齢者でも安全に使いこなすことができます。 砂糖1袋分が入る1.4リットルサイズをはじめ、サイズ展開が豊富なので一元管理をするには最適です。 もちろん、せっかく実家片づけを始めたのに、新しいモノを購入するとなると、そのぶん、お金はかかります。でも、実家片づけをする目的の一つは、親が幸せに暮らせるようにすること。今の暮らしにマッチするように、暮らしを再構築することです。だから、とにかく捨てて量を減らそうとするのではなく、必要なモノは導入するという気持ちで片づけに臨むことが大事です。 *本記事は、石阪京子さんの最新刊『「介護」「看取り」「相続」の不安が消える 実家片づけ』から、抜粋・編集したものです。
石阪京子