Stray Kids「ほんまに最後までありがとな」ワールドツアー日本公演を締めくくる! 「必ず戻ってきます」と再来日も約束
米『ビルボード200』で5作連続初登場1位を記録するなど世界中で大旋風を巻き起こしている韓国の8人組ボーイズグループのStray Kidsが、グループ史上最大規模となるワールドツアーの日本公演『Stray Kids World Tour <dominATE JAPAN>』を開催、12月8日に大阪・京セラドームで日本公演千秋楽を迎えた。大勢のSTAY(Stray Kidsのファンネーム)に囲まれながら迎えた公演では、最後にStray Kidsからクリスマスプレゼントも…!? Stray Kidsのメンバー、ステージでのソロ写真 ライブ開始時刻になるとアルバム『ATE』のジャケットを模したセットの中からメンバーが登場。フィリックスが「ほな、いこか!」と叫ぶと歓声が上がり、重低音響く『MOUNTAINS』でライブがキックオフ。開始直後からドームが揺れる程の盛り上がりだった。 現在、世界32カ国の国と地域でワールドツアー開催中のStray Kids。MCではスンミンが「ソウル、シンガポール、メルボルン、シドニー、カオシュン、東京、マニラ、マカオ公演を経てここ大阪に来ました」と説明し、リノも「ワールドツアーは今回で3回目ですが、今回のツアーは公演の数もセットも桁違いにアップグレードされました」とコメント。グループ最大規模となるワールドツアーを受け、フィリックスは「これはいつも応援して待ってくれているSTAYのおかげです。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを口にした。 またStray Kidsは3RACHAのバンチャン、チャンビン、ハンが全ての楽曲の作詞作曲を担当し、DANCE RACHAのリノ、ヒョンジン、フィリックスがパフォーマンスをけん引、VOCAL RACHAで末っ子コンビのスンミンとアイエンが歌唱をリードする。そのため前半のソロではそれぞれの個性を生かしたステージを展開した。ハンはエレキギターを弾きながらロック曲の『Hold my hand』を歌唱し、リノはダンス曲の『Youth』で爽やかにパフォーマンス。スンミンはアコースティックギターを弾き語りしながら『As we are』で透明感のある歌声を披露し、ヒョンジンは『So Good』で美しく舞いながら妖艶なオーラを放った。 『ATE』のリード曲『Chk Chk Boom』で再びステージにメンバーが全員集結すると客席は大歓声。『LALALALA』では炎が吹き上がるド派手な演出で客席のボルテージを煽り、STAYも一緒に合唱するなど大盛り上がり。またStray Kidsが日本アルバムで初めてミリオンヒットを記録した『Social Path (feat. LiSA)』では、LiSAのパートの部分をバンチャンとハンが代わりに歌い、ハイトーンボイスをドーム内に響かせた。 後半のソロではバンチャンが大人の魅力を醸しながら『Railway』をパフォーマンスし、末っ子キャラのアイエンはセクシーな衣装で『HALLUCINATION』を披露。またフィリックスは天井から登場し、儚さ溢れる演出の中で『Unfair』を歌唱。ソロのトリを務める天才ラッパーのチャンビンは『ULTRA』でパワフルなステージを展開して、客席を圧倒した。 ライブ本編は大迫力の怒涛のパフォーマンスの連続だったが、アンコールではメンバーがSKZOO(※Stray Kidsのメンバーを動物のキャラクターにしたもの)の可愛らしい帽子と手袋を着用してステージに登場。「可愛い」の声が飛び交う中、『I Like It』などをチルに歌い踊った。 最後の挨拶ではリノが「僕は感情をあまり表に出すタイプではないですが、感謝の言葉はちゃんと言いたいです。STAY本当に心からありがとうございます。皆さんが今日満足して笑顔で帰ってくれたらうれしいです。僕はSTAYの笑顔が見れて、プリン、しゃぶしゃぶ、串カツ、肉まん美味しいものをいっぱい食べて幸せです。また遊びに来ていろんなところに行ってみたいです」とコメント。またリーダーのバンチャンは「ほんまに最後までありがとな。京セラドーム公演3日間めちゃめちゃ楽しかった。今日も関西弁いっぱい喋ってもうたわ(笑)。来年はもっと美味しくてやばい料理を準備してスキズ8年目、この8人で必ず戻ってきます」とまたSTAYと会うとを約束した。 ステージから去ったメンバーだったがアンコールの声を受け、「皆さんメリークリスマス!」と日本語歌詞の『Christmas Love』をSTAYの前で初披露! まさかのクリスマスプレゼントにSTAYは大喜びし、幸せな空気に包まれながら公演は幕を閉じた。 またこの日は『GIANT』『God’s Menu』『S-Class』『MANIAC』『CASE 143 -Japanese ver.- + My Pace -Japanese ver.-』など大ヒット曲を含む全35曲の楽曲を披露した。 (取材と文・近藤加奈子)