霧島連山・新燃岳で火山性地震の発生続く 鹿児島地方気象台
鹿児島、宮崎県にまたがる霧島連山の新燃岳で、9日も火山性地震の発生が続いた。同日は午後3時までに23回観測された。鹿児島地方気象台は引き続き、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げる可能性があるとして、注意を呼びかけている。 気象台によると、火山性地震は10月下旬ごろから増減を繰り返している。発生回数が24時間で100回、10日間で300回を超えると、レベル2に引き上げられる。9日午後3時までの10日間には258回発生した。 監視カメラによる観測では、火口の噴煙や周辺の地熱域の状況に特段の変化はない。気象台は9日、現地調査のための機動調査班を11月24日に続いて派遣した。
南日本新聞 | 鹿児島