横浜 サヨナラ勝ちで17年ぶり関東王者!奥村頼 3回無失点の好救援
来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球関東大会は4日、サーティーフォー保土ケ谷で決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が延長10回タイブレークの末に健大高崎(群馬1位)に4―3でサヨナラ勝ちした。来秋ドラフト候補の最速146キロ左腕・奥村頼人(らいと)投手(2年)が、3回無失点の好救援。07年以来17年ぶり4度目の優勝を果たし、明治神宮大会(20日開幕)出場も決めた。 【写真あり】甲子園の銀傘がアルプスまで!28年に完成予定、拡張される銀傘の完成イメージ 劇的勝利が決まった歓喜の輪の中で、奥村頼が誰よりも高く人さし指を突き上げた。 3―3の8回から3番手で登板。3回を1安打無失点に抑え延長10回タイブレークでのサヨナラ勝利に貢献した。3日の準決勝では先発も2回2失点で降板。村田浩明監督から「背番号1が輝かなくていいのか」と奮起を促されていた。この日は「5番・左翼」で先発も、マウンドに上がると切れのある直球主体に押し込み「気持ちを込めた自分らしい投球だった」と胸を張った。 17年前の優勝は3日に26年ぶりに日本一に輝いたDeNA・筒香らが主力。奥村頼は「プロも高校野球も熱いのは神奈川ですね。神宮でもエースらしい姿を見せたい」と笑った。(村井 樹)