女子バレーJT練習場へ潜入 吉原知子監督「トップ獲る」
昨年6月に吉原知子監督が就任
<街ぶら>女子バレーJT練習場へ 吉原知子監督「トップ獲る」
先日、大阪市内で行われた「黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」を制した女子バレー「JTマーヴェラス」。昨年6月に全日本女子バレーボールチームの選手として3度、オリンピックに出場した吉原知子監督が就任し、V・プレミアリーグへ復帰を果たした。そんな勢いのあるチームの練習場を訪ね、監督や選手に話を聞いてみた。
井上主将「昇格で雰囲気が明るくなった」
JTマーヴェラスのホームタウンは大阪府大阪市。1956年創設の歴史あるチームだ。練習は主に、兵庫県西宮市にあるJTバレーボール部体育館で行われている。 体育館を訪ねてみると、同チームの井上琴絵主将が「こんにちは」とさわやかな笑顔で出迎えてくれた。チームの調子は? と聞くと「昇格できてチームの雰囲気が明るくなって、みんなのびのびとバレーボールをやっています」と答えてくれた。
選手ら「トモさんになってチームが変わった」
そんな練習場へ一歩踏み入れると、サーブやアタックの音が響き渡り、体育館内全体が一気に緊張感みなぎる場となっている。吉原監督が見守る中、選手一人ひとりが厳しい練習に取り組んでいた。 そしてこの日は、吉原監督自身もコートに立ち、ボールを手に選手を指導していた。監督に聞くと、常に入っているわけではないが、練習内容によって自らボールを手にすることもあるという。 同チームは、V・プレミアリーグで頂点に立ったことがあるが(2010/11シーズンに創部以来初優勝)、2013/14シーズンで振るわずチャレンジリーグに降格、翌2014/15シーズンでも昇格を果たせなかった。 そんな中、昨年、吉原監督が就任。以来、選手らは口々に「トモさん(吉原監督)になってチームが変わった」と語るように、チームはV・プレミアリーグ復帰を果たした。
監督「体づくりからスタートした」
監督は就任後、力をいれた点として「(就任時は)けが人が多かったので、けがをしないような体づくりからスタートしました」と振り返る。 そして、V・プレミアリーグでの戦いでの目標を聞くと「(Vリーグで)トップをとること」と即答。選手らも「上位を狙って頑張ります」と強い意気込みをみせている。関西発の名門チームの今後の活躍から目が離せない。