齋藤彰俊、潮崎豪と「没15年」三沢光晴さんへ捧げる熱闘ドロー「天にいる偉大な方はそう簡単に答えを与えてくれない」…5・29新宿全成績
◆「TEAM NOAH」主催興行「LIMIT BREAK.2」(29日、新宿FACE)観衆403 プロレスリング・ノアの潮崎豪が率いる「TEAM NOAH」は29日、新宿FACEで主催興行「LIMITBREAK.2」を開催した。 メインイベントは、世界ヘビー級王者の齋藤彰俊が潮崎豪と2度目の防衛戦。同じ「TEAM NOAH」対決は、互いの技と力を真っ向からぶつけ合う熱闘。試合時間の30分が瞬く間に終わり時間切れ引き分けで齋藤がV2に成功した。 試合後、齋藤は「今日は潮崎豪という男と3回目の選手権。今日は今までの2回とは違う。今度は自分がチャンピオンでどういうものか、今まで自分たちがやってきたことが間違いなかったかという答えを出そうと思ったけど、まあ、間違ってないということはしっかりわかった」とうなづいた。 2人は、団体創始者で2009年6月13日に46歳で急逝した三沢光晴さんの最後の試合で戦った。偉大な先人が亡くなって今年で15年。命日を前にした潮崎との対戦に「まだ答えの終着点ではないんだろうなっていう。やっぱり天にいる偉大な方はそう簡単に答えを与えてくれない。だから、まだまだ続くんだろうなと思っている」とこれからも戦いの答えを探し求める航海を続けることを誓った。そして潮崎へ「凄いな。いつかどっかで勝負を付けなきゃいけないな、彼とは。そうしないと答えは出ないかもしれない」と決着戦を要求した。 また、試合後のリングにREAL ZERO1で前王者のクリス・ヴァイスが登場し挑戦を表明。齋藤は受諾し両者の一騎打ちが確実になった。 一方の潮崎は「世界ヘビー、タイトルマッチ、それを超えた齋藤彰俊との試合で、決着つかなかったね。でも、魂は感じましたよ。TEAM NOAH、そして齋藤彰俊の魂。体と体、そして魂と魂。齋藤彰俊と潮崎豪、語り合うことができました。勝てはしなかったけど、語り合うことはできた。俺たちのTEAM NOAHに間違いはない」と熱闘に胸を張っていた。 ◆5・29新宿全成績 ▼メインイベント/世界ヘビー級選手権試合30分1本勝負 △王者・齋藤彰俊(30分、時間切れ引き分け)挑戦者・潮崎豪△ ▼第5試合/30分1本勝負 ○藤田和之、ヨシ・タツ、夕張源太(21分42秒、顔面蹴り→片エビ固め)樋口和貞、納谷幸男、松永智充● ▼第4試合/30分1本勝負 ○秋山準(18分14秒、リストクラッチ式エクスプロイダー→体固め)小峠篤司● ▼第3試合/20分1本勝負 ○遠藤哲哉、飯野雄貴(12分38秒、バーニングスタープレス→エビ固め)Hi69、晴斗希● ▼第2試合/20分1本勝負 ○モハメド ヨネ、菊池悠斗(12分29秒、キン肉バスター→片エビ固め)石川修司、ブラックめんそーれ● ▼第1試合/20分1本勝負 ○関本大介(8分31秒、逆エビ固め)大和田侑●
報知新聞社