「秋田犬の里」来館者100万人達成 本物目にし「本当にかわいい」
秋田犬の紹介や関連グッズを販売する秋田県大館市の観光交流施設「秋田犬の里」で27日、来館者が100万人に達し、市主催の記念セレモニーがあった。100万人目となったのは東京都内に住む中国人留学生、宋怡さん(26)。この日、友人2人と入館し、館内のスタッフらの歓迎を受けた。 セレモニーでは石田健佑市長が「おめでとう。ようこそ」と、秋田犬の縫いぐるみを贈呈、くす玉を割った。また、特別にケースを外して展示された純金の秋田犬親子像前で記念撮影し、秋田犬を目にした宋さんは「本当にかわいいね」と笑顔だった。 秋田犬の里は、大館市生まれの忠犬ハチ公が飼い主を待ち続けた大正時代の東京・渋谷駅をモデルに建築され、2019年5月に開館。コロナ禍の20~23年は客足が落ち込んだが、アジア、ヨーロッパ、米国など国内外の根強い秋田犬ファンが訪れる人気施設となっている。【田村彦志】