中国・武漢のコロナ封鎖下で実態伝えた「市民記者」、再び逮捕
中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの感染拡大初期の実態を発信し、実刑判決を受けた元弁護士の女性人権活動家・張展氏(41)が再び逮捕された。中国の人権問題を扱うウェブサイト「維権網」が伝えた。 同サイトなどによると、張氏は8月、拘束された人権活動家を支援するため甘粛省に行ったあと、故郷の陝西省で拘束され、上海に連行されていた。今月18日になって、騒動挑発の疑いで逮捕されたという。 張氏は「市民記者」として都市封鎖された武漢から混乱する医療現場の様子や人びとの声をSNSで発信し、2020年6月に逮捕された。同12月に騒動挑発罪で懲役4年の実刑判決を受け、今年5月に出所したばかりだった。(瀋陽=金順姫)
朝日新聞社