テレビ長崎

衆議院議員選挙が15日、公示されました。 長崎県内は新たな区割りで行われる初めての選挙です。 3つの小選挙区にあわせて12人が立候補し、12日間の選挙戦をスタートさせました。 衆議院選挙の投票は、一部の地域を除いて10月27日、16日からはすべての市と町で期日前投票が始まります。 ＜長崎1区＞ 今回、長崎市全域が選挙区となりました。 立候補しているのは届出順に、日本維新の会の新人・山田博司さん（54）、共産党の新人・内田隆英さん（68）、参政党の新人・黒石隆太さん（33）、自民党の新人・下条博文さん（49）、国民民主党の前職・西岡秀子さん（60）の5人です。 ★維新・新人　山田博司候補（54） 「企業や団体の献金や選挙支援で政治を曲げられることなく、有権者、次世代のための政治ができる」 日本維新の会の新人・山田さんは議員報酬の削減など身を切る改革で財源をつくる、政党の実行力をアピール。 教育費の完全無償化や社会保険料の負担軽減などの政策を掲げ、安心して暮らせる社会作りを訴えていきます。 維新・新　山田博司候補（54） 「志と覚悟と情熱を持った政治改革なくしてはこれからの長崎・日本の未来はありません。」 ★共産・新人　内田隆英候補（68） 「パーティー券を含め、企業団体献金の禁止と政治をお金でゆがめるような政治をきっぱり改めさせる」 共産党の新人・内田さんは、政治とカネの問題を含めた自民党政治からの転換を呼びかけました。 共産・新人　内田隆英候補（68） 「子供達を大切にする政治高齢者を大切にする政治こそ、いま必要だと思っています」 経済政策として奨学金返還の負担軽減や年金制度の維持と拡充などを進めたいとしています。 ★参政党の新人・黒石さんは、既存政党との違いを強調しました。 参政・新人　黒石隆太候補（33） 「減税、そして積極財政一択。国民にお金を回してくださいと。お金が回るからこそ私たちの使えるお金が増えるからこそ経済がよくなります」 減税と積極財政による経済成長の実現のほか、外国資本による日本の土地の買収や移民の受け入れの規制などを公約に掲げています。 政治倫理の是正にも力を入れたいとしています。 参政・新人　黒石隆太候補（33） 「世襲、利権、組織票、政治体制についても、言及をしていけるのが唯一この参政党であると思っている。」 ★自民・新人　下条博文候補（49） 「自主財源が非常に厳しい長崎において、国とのラインは本当に重要である」 自民党の新人・下条さんは、県議の経験を活かし、一次産業の支援など経済対策に取り組むとした上で、政権与党としての政策実行力を強調。 2014年以来の「与党の議席奪還を」と訴えました。 自民党の「政治とカネ」の問題については「政治改革が必要」と述べました。 自民・新　下条博文候補（49） 「国政に、自民党に、新しい風を　新風を巻き起こし政治改革の先頭に立って行っていくことを約束します」 ★国民・前職　西岡秀子　候補（60） 「いま、様々な政策を進める大前提である政治に信頼が失われている」 3期目を目指す国民民主党の前職・西岡さんです。 自民党による政治資金規正法の改正は不十分と指摘した上で、子育て支援や物価高騰対策など国民に寄り添う政策をアピールしました。 国民・前職　西岡秀子候補（60） 「“賃上げ”というのを政策の柱として掲げたのは、他でもない国民民主党でございます」 減税や社会保険料の軽減などで「手取り」を増やし、「持続的な賃上げ」の実現に向け取り組むとしています。