なぜ呼ばれない? 日本代表に招集したかった選手(2)一体いつまで…。また復帰お預けのスピードスター
日本代表はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で6日にミャンマー代表と対戦し、11日にはシリア代表と対戦する。久保建英らが順当に名を連ねた一方で、呼ばれなかった有力選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は8日時点の『transfermarkt』を参照。
FW:伊東純也(いとう・じゅんや) 生年月日:1993年3月9日(31歳) 所属クラブ:スタッド・ランス(フランス) 2023/24リーグ戦成績:31試合3得点7アシスト サッカー日本代表にとって、伊東純也の爆発的な加速力と突破力は大きな武器であることに疑いの余地はない。今季もフランスリーグで3得点7アシストの結果を残しており、実績も十分だ。 今回も招集外となった理由は、AFCアジアカップカタール2023期間中に一部メディアが性加害の疑惑を報じた影響だ。直後に代表離脱となった伊東について、森保一監督は「彼を守るために招集しなかったという判断を私自身がしました」と説明。今回の代表発表時も「3月から状況は変わらない。3月と同じで、彼のために今回も招集しませんでした」としている。 ただ、状況が変わるのを待っている間にアジア最終予選が始まってしまう可能性がある。引いて構えてくる相手に対して、伊東の突破力が武器になることは想像に難くない。必要なときにいてもらうために、すでに最終予選進出が決まっていて比較的プレッシャーが少ないことが予想されるこのタイミングで復帰させておくことが、伊東を「守る」ことになったかもしれない。
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