“働く車”に大はしゃぎ 館山の北条小学校で体験学習 試乗や実演を見学(千葉県)
館山市の北条小学校で1日、さまざまな重機や工事車両を間近で見学する「働く自動車体験学習」が行われた。高所作業車やホイールローダーなど、6種類の“働く車”が集まり、1年生が試乗や実演の見学を通して仕組みや役割を学んだ。 日本道路株式会社の地域貢献活動の一環。国道127号などを管理する千葉営業所南総出張所の職員らが学校を訪れ、「身近な道路で作業に当たる車などに愛着を持ってもらおう」と出前授業を行った。1年生では、国語の授業で働く車の説明文を作成したことがあり、特別授業として行われた。 この日は、▽高所作業車▽ショベルカー▽ホイールローダー▽ダンプトラック▽トイレカー▽工事標識車――がグラウンドに並べられ、それぞれの実演があった後、乗車体験をした。 高所作業車の体験では、安全帯を付けてバスケットの中に乗り込み、高さ約12メートルまでリフトアップ。8~11メートルといわれる電信柱よりも高い位置に上がっていく子どもらは、「城山が見えた」「思ったよりも怖い」と、大はしゃぎ。 ショベルカーでは細かな部分にも注目し、「ここには何で油が付いているの」「この棒は何」などと積極的に質問していた。 安田光伶さんは「スコップみたいなところで砂をすくうショベルカーが、パワーがあって一番かっこよかった」と感想を話していた。