高校受験は志望校や受験校を早く決めることが大切、目標が決まり勉強にも好影響 栄光ゼミナール担当者にきく 中高受験動向
今回は高校入試の志望校・受験校を決めるポイントを紹介します。埼玉県内には、県公立高校が131校、私立高校が47校(高校募集をしている学校)あります。私立高校であれば、県内に限らず他都県も選択肢に入り、数多くの学校から志望校・受験校を検討していきます。 【意外と知らない!?】模試全体の60%は「E判定」 すでに志望校・受験校が決まっている人はよいのですが、まだ決まっていない人は、漠然と考えるだけでなく、将来の希望を考えながら、いくつかの項目をもとに検討してみると良いでしょう。たとえば、以下のような項目が挙げられます。 ①学校の教育方針・校風、②授業・カリキュラム、③進路実績、④施設・設備、⑤通学の利便性、⑥共学か別学か、⑦部活動、⑧学校行事、⑨在校生の雰囲気。これらの項目から、自分の志望と合致する学校を何校か選んでいくとよいでしょう。そのためには、学校説明会や体験授業、入試相談会などに参加して、実際の高校での授業内容や取り組みを理解したり、在校生の様子を確認したりすることをおすすめします。 これらの行事は、これから夏休みにかけて多くの学校で実施されていきますので、まずは各学校のホームページから行事予定を確認し、参加してみましょう。 中学受験と異なり、高校受験では最初から受験生本人が志望校・受験校を決めるご家庭が大多数です。志望校・受験校の決定は早ければ早いほど良いでしょう。目標が定まれば、目指すべき成績も決まっていきます。何よりも、志望校に通う自分の姿をイメージすることで、モチベーションがアップしますので、日々の勉強にも腰を据えて取り組めるようになるものです。(栄光ゼミナール高校入試責任者・松田裕太郎)