三笠宮妃百合子さま逝去 山陰路でのお姿を振り返る(島根)
山陰中央テレビ
三笠宮妃百合子さまが11月15日逝去されました。 百合子さまは夫の三笠宮殿下とともに山陰にも足を運ばれていました。山陰でのお姿を振り返ります。 今から36年前の1988年・昭和63年、ご夫妻で松江市の田部美術館をお訪ねになりました。 百合子さまはこの時65歳。文化・芸術に造形が深かったご夫妻は、当時の田部長右衛門館長の説明を聞きながら、松平不昧愛用の茶器など茶の湯の銘品の数々を熱心にご覧になるとともに、質問もたびたびされるなど関係者と気さくに交流されていました。 その翌日には出雲大社を参拝されました。 境内には大勢の観光客が参拝に訪れていましたが、予期せぬご夫妻の姿に瞬く間に人の輪ができるなど、現在とは違う当時の人々との近さが感じられる一場面となっていました。 時代が平成に移った2005年・平成17年。 益田市に島根県芸術文化センターグラントワが完成した際、開館記念式典にご夫妻で臨席されました。 百合子さまは82歳でしたが、元気に石見路を訪ねられました。 三笠宮家の山陰ご訪問は、百合子さまの長男で「ひげの殿下」として有名だった故・寛仁殿下をはじめ、近年は孫の彬子さまへと移っていて、繋がりは世代を超えて続いています。
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