覚悟の決断から1年。金澤空「プロとして生活できるメリットを無駄にしないようにやってきた」|フットサル日本代表
開幕までいよいよあと2週間ほどに迫ったAFCフットサルアジアカップタイ2024。ベスト4以上の国に与えられるワールドカップ本大会出場権獲得、そして大会連覇に向け、日本代表が3月30日から高円宮記念JFA夢フィールドで国内合宿をスタートした。 小学生の頃から立川アスレティックFCのスクールに通い、高校生でトップチームデビューと、一つのクラブで長い時間を過ごしていた金澤空。そんな彼が、過去16回のリーグ優勝を誇る名古屋オーシャンズへの移籍を決断をしてから1年が経った。 “プロ”としての環境を最大限生かし、自ら工夫を重ねて成長してきた昨シーズン。輝きを増して日本代表の10番を背負う金澤がアジアカップに挑む。 合宿7日目の4月5日、トレーニングを終えた金澤に話を聞いた。
スムーズなコミュニケーションで一つのチームに
──国内合宿も1週間が経ちました。アジアカップが刻一刻と近づいていますが、現在のチームとしての状態を教えてください。 Fリーグの選手はオフ明けになりますが、フィジカル的にもすごくきつい練習をしっかりしながら、全員でいいコンディションが作れていると思います。ピッチ外でも全員が明るく、すごくいい雰囲気です。 ──チームにいて、どのような部分から雰囲気の良さを感じますか? アジアカップ予選から、かなり長い期間一緒にやっている選手がほとんどなので、そこは毎活動ごとにスムーズにコミュニケーションを取れるようになっていると思います。 年齢の幅も大きいですけど、ベテランも若手も関係なくコミュニケーションを取れています。特に上の年代の選手が積極的にコミュニケーションを取ってくれることも、雰囲気の良さを作る1つの理由かなと思います。自分もみんなと喋りますが、そのなかでも特に1番年上のイゴールはみんなにいじられていて、いいチームを作ってくれています。 ──金澤選手個人としての調子はいかがでしょうか? 体もすごく動いていると思いますし、頭の整理もしっかりできています。今日の紅白戦でもいいプレーが継続してできているかなと感じました。