スコールズ氏、マンチェスター・Uの補強に疑問「ウガルテは中盤のあり方を変えるはずだったが…」
元イングランド代表MFであり、マンチェスター・ユナイテッドのOBであるポール・スコールズ氏が、同クラブの補強戦略について疑問を口にした。イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。 【動画|ショートハイライト】アストン・ヴィラ v マンチェスター・U プレミアリーグ 24/25 第7節 マンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場でオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーやフランス代表DFレニー・ヨロなど、合計5名の選手を他クラブから獲得した。データサイト『Transfermarkt』によれば、補強に要した資金は2億1450万ユーロ(約348億円)である。 スコールズ氏は、マンチェスター・ユナイテッドの得点力不足を指摘し、得点が計算できるFWを補強すべきだったと語った。 「特に攻撃陣はクオリティを欠いていると思う。成功しているチームには得点力がある。マンチェスター・ユナイテッドはいくつ得点しただろうか。7試合で5得点だ」 「いままでは20ゴール決められる選手が3、4人いた。今の攻撃陣にはそういう選手はいない。(ラスムス・)ホイルンドもよくやっているが、20ゴール決められるかというと、私はそうは思わない」 「ザークツィーは9番なのか10番なのか。そして20ゴールも決められるのか。そうは思えない。マンチェスター・ユナイテッドは実績のあるクオリティよりも、その選手に見込める期待に頼りすぎていると思うし、資金も費やしすぎていると思う」 そして、スコールズ氏はウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテなど、獲得した選手を起用しないことに疑問を投げかけた。 「新しく加入した(マヌエル・)ウガルテは中盤のあり方を変えるはずだったが、アストンヴィラ戦で起用されていない。(マタイス・)デ・リフトは獲得に5000万ポンド(約97億円)かかったが、彼は起用されず、ジョニー・エヴァンズが先発出場した」 また、チームのプレースタイルが定まっていないことが、補強の失敗につながっていると指摘した。 「プレースタイルがなく、どうプレーさせるか、あるいはどのようにプレーしてもらいたいかがわからないと、どの選手を獲得するか選ぶのは難しい。毎週のようにプレースタイルが変わる。ほとんど、空中にボールを放り投げて『よし、彼はいい選手に見えるから獲得しよう』といっているようなものだ」
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