男子2部1500M決勝は立大の青木龍翔が優勝「高林新監督は前監督と同じくらい話しやすいです」
◆陸上 関東学生対校選手権第2日(10日、東京・国立競技場) 男子2部1500メートル決勝が行われ、立大の青木龍翔(2年)が3分52秒93(記録は速報値)で優勝した。今年1月の第100回箱根駅伝で青学大の10区として優勝のゴールテープを切った宇田川瞬矢(3年)を残り100メートルのラストスピード勝負で振り切った青木は「スピードに加えてスタミナもついたので(予選と決勝)2本をしっかりと走ることができました」と会心の笑みを見せた。 立大は、昨年1月の第99回箱根駅伝で大会史上最長ブランクの55年ぶりの復活出場を果たしたが、その立役者だった上野裕一郎前監督(38)=現ひらまつ病院=は不適切な行動を取ったとして昨年10月の第100回箱根駅伝予選会の直前に解任された。後任として、駒大コーチを務めていた高林祐介監督(36)が4月1日に就任した。高林新監督は、駒大時代に箱根駅伝などで活躍。卒業後はトヨタ自動車に入社し、2011年の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)では初優勝メンバーに名を連ねた。2016年に現役を引退し、2022年に母校の駒大コーチに就任。大八木弘明総監督(65)と藤田敦史監督(47)をサポートし、この2年間で学生3大駅伝6戦5勝に貢献した。コーチ業と並行し、早大大学院スポーツ科学研究科で、最新のスポーツ科学を学び、今春、修了した。 青木は「高林監督は選手の意見を聞いてくれて、前監督と同じくらい話しやすいです。高林監督は1500メートルの選手でもあったので練習メニューには絶対の信頼があります。夏は走り込んで、秋には5000メートルで13分30秒台を狙いたいです」と、前向きに話した。
報知新聞社