“バイク”は自転車かオートバイか……他にモペット/モペッド表記あるけど正しいのはどっち?
道路交通法における車両の区分
50cc以下 51~400cc 401cc~ 原付 普通二輪 大型二輪
道路交通法における免許の区分
50cc以下 51~125cc 126~400cc 401cc~ 原付免許 小型限定 普通二輪免許 大型二輪免許 混乱しやすいことに、道路交通法とは別に車両の登録等にかかわる「道路運送車両法」というものもある。こちらは125ccまでを原付(一種/二種)と呼び、250ccまでは軽二輪、そして251cc以上を小型二輪と呼ぶ。たとえば750ccのバイクがあったとして、道路交通法では大型二輪と呼び、道路運送車両法では小型二輪と呼ぶわけだ。詳しくは以下のようになっている。 ※表組の関係で省略した形で掲載。元記事に正式なものを記載
道路運送車両法の区分
50cc以下 51~125cc 126~250cc 251cc~ 原付一種 原付二種 軽二輪 小型二輪 このほかベテラン勢は「単車」という言葉も使うが、これはサイドカー(側車)付きの二輪車が今よりも一般的だった時代に、バイク単体で走る車両という意味で単車と呼ばれたもの。一時は死語に近かったものの、最近は幅広い世代のネオクラシックブームなどにより再び市民権を得ている。 ※表組の関係で省略した形で掲載。元記事に正式なものを記載
取り締まりで話題のモペットは?
電動アシスト自転車と同じような形態で販売されるが動力的に原付に区分されるもの、同じく自転車スタイルだが明らかに漕がないで進む動力を備えているものも原付として厳格化し、この4月より違法自転車が厳しく取り締まられるようになった。 ──1969年に発売されたリトルホンダは、スーパーカブを細身にしたようなスタイルでペダル付きだった。これが正しいモペッド(Moped)といえる。 このきっかけになったのは、電動アシスト自転車と混同されやすい形状のペダル付き原付バイク「モペット」について、それは原付であることを道交法に明記すると3月5日に閣議決定されたこと。警察庁はこれを法律に明記して周知するとしている。 これが報じられた際に用いられたのは、濁点のない「モペット」だった。 モペットとは何かと言うと、ペダルと原動機が付いた二輪車という意味でMotor + Pedalからできた造語なのだが、本来は英語圏でモペッド(濁点あり)の名で親しまれたもの。ところがこの言葉が日本に入ってきた頃にはペダル付き原付が少なかったこともあって、それに似たスタイルの小排気量車をモペッドと呼称するようになり、言葉も濁点のないものに変化した。 これは諸説あるが、濁点があると言いにくいとか、ペットのような可愛さを連想できるからといった理由でモペットに変化し、これが定着したと言われている。ヤングマシン編集部のある東京都台東区にかつてあった山口オートペットなども、この流れを受けた名称のようだ。 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。