逆風の大阪万博、開幕まで10カ月…吉村知事を直撃 準備は間に合う?愛知万博から学べることは?
吉村知事を生直撃!
5日、メ~テレ『ドデスカ+』に出演した大阪府の吉村洋文知事。問題となった会場の建設費について── Q.さらに増額はないですか? 「ないようにします。会場建築費はもうこれ実はかなり進んできている。最終盤の状態になってきている。あと約10カ月で会場が完成するわけですから。そういった意味ではこれから値上がりする分も含めた上での予算を作って契約に入っているので、ここから値上げすることはないようにしっかりやっていきます」(大阪府 吉村洋文知事) また、課題の「集客」については、前売りの入場チケットがすでに販売されていることにも触れ「目標を達成できるよう取り組む」と話しました。 「前売り券なんですけど、いま販売していまして、4000円~6000円で買えるようになっています。大切なことは万博の中身だと思ってます」(吉村知事) さらに、盛り上げのための“秘策”については── 「京都大学の山中教授が発明された、iPS細胞から心臓と同じ動きをするiPS細胞を実際に初めて見ることができるiPS心臓の展示をしようと思っています。空中を浮く靴や光る植物など、いろいろ大阪パビリオンで出そうと思っているが、あくまで大阪パビリオンの1つの話で90のパビリオンがあるので、これから中身がどんどん出てくるので、僕も積極的にそれを発信していきたい。中身を伝えていくのが大事」(吉村知事)
愛知万博の経験者も支える大阪万博
大阪万博で会場運営のプロデューサーを務める石川勝さん。 実は、愛知万博にも関わった経験を持ち、当時は、平日と休日の入場料に差をつけて混雑緩和につなげるなどスムーズな運営に向け、取り組みました。 「今回はその時の成果と反省を踏まえて、もっと来場者数の平準化ができるように取り組む」(大阪・関西万博会場運営プロデューサー 石川勝さん) 愛知万博で話題となった、受付のロボット。4カ国語に対応し、会話の内容を蓄積して、さらにスムーズなコミュニケーションが可能になるなど、“AIの先駆け”ともいえる技術でした。 「いまのAIと比べるとまだまだだったが、半年も会場で案内をしていると、会話のQ&Aが蓄積されていく。最初のころはうまく答えられなかったものが、会期の後半になると素晴らしく適切に答えていて、私もびっくりしたことを覚えています」(石川さん)