LA山火事でハリウッドセレブの自宅焼失相次ぐ アカデミー賞俳優ジェフ・ブリッジスも被害
米カリフォルニア州ロサンゼルスや周辺各地を襲った森林火事で家を失ったハリウッドセレブたちが新たに判明。タレントのパリス・ヒルトンは8日に自宅が焼失し、「言葉にならない」とSNSで発信。オスカー俳優ジェフ・ブリッジスやコメディー俳優ビリー・クリスタルも同様の被害に遭った。 地元メディアによると、9日(日本時間10日)も鎮火の兆しは見えず、バイデン大統領は「州の歴史で最悪の山火事」として、連邦政府が被災地支援にあたることを明言した。これまでに住宅など約6000が全焼し、住民ら18万人以上が避難を続けている。 ヒルトンと同様、映画「クレイジー・ハート」(2009年)でアカデミー主演男優賞を受賞したブリッジスの高級住宅地マリブにあった自宅も全焼。ロス近郊パシフィック・パリセーズで約50年間暮らしたクリスタルの自宅も焼失した。 AP通信によると、8日夜には映画産業の中心地に近いハリウッドヒルズにも被害が拡大。アカデミー賞授賞式が行われるロスのドルビー・シアターや、ハリウッドにある野外音楽堂「ハリウッド・ボウル」の近くににも火の手が迫った。 また、ロスのサンタモニカ丘陵に設置されている有名なハリウッドサインは濃い煙に包まれたが、現在のところ焼失の危機は免れている。 さらに、巨匠ビリー・ワイルダー監督による1950年の名作のタイトルにもなった「サンセット大通り」では、避難のために放置された無数の車が炎上。消火活動の妨げになるため、ブルドーザーを出動させて焼けた車両の撤去作業を進めている。 山火事の影響で、ロス近郊にある「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」は8日に続き9日も営業を休止。同施設はXで「引き続き状況を判断し、明日は営業を予定しています。従業員とお客様の安全が最優先です」とのメッセージを発信した。
東スポWEB