日本サステイナブル・レストラン協会、輪島市の炊き出しボランティアを県外の料理人に呼びかけ
■震災後の食支援の連携が豪雨災害でも活かされる
SRAジャパン加盟店のピッツェリア・ジターリア・ダ・フィリッポ(東京・練馬)は、震災直後から継続的に輪島の炊き出し支援を続ける。 「冨成さんからビタミンを摂取できるものが欲しいと連絡を受け、フルーツを届けた。傷みの早いフルーツは、再開した地元大型スーパーや移動販売でも手に入らなかったため喜ばれた」と、フィリッポの廣瀬公彦業務執行役員は振り返る。 震災後の継続的な連携・支援は、9月の豪雨災害でも活かされた。 水や電気も復旧する前の9月25日、同店の社員2人が、シャベル30本、ランタン20個、水を手配して現地に向かった。直後の支援は土砂の泥かきがメインだったが、10月上旬には再び、冨成氏の炊き出しを支援した。 冨成氏も「次の災害のために、後回しにされがちな食支援の仕組みを確立することが次の目標」だと前を向く。