くふうハヤテがトライアウト 地元・浜松工出身の塩崎栄多らが1次試験突破
くふうハヤテは2日、本拠地のちゅ~るスタジアム清水でトライアウトを実施した。80人が参加し、58人が筆記試験を含む1次試験を通過した。3日の2次試験には、NPB経験者6人を含む64人が臨む。チームは今後、14日の12球団トライアウトを経て、今月中に合格者を発表する。 静岡県勢から塩崎栄多外野手(23)が1次を突破した。左打ちのスラッガーは、浜松工から名城大(愛知)に進学した。卒業後の今年は、10月のドラフト会議で4選手が指名された四国IL徳島で主力としてプレーした。強豪からくふうハヤテを受験した理由を「来年、年齢も25歳になる。最後は地元からNPBに行きたいなという気持ちになった」と明かす。この日は、雨のため、室内での打撃披露となった。次の試験に向けて「自分の持ち味の打撃力を出したい」と奮い立った。 他にも県勢からは知徳高の松本陣内野手(3年)、掛川工高の古田颯投手(3年)らが1次試験を合格した。 〇…チームから来季、半分以上の22選手が去ることが決定している。“残留組”に関して池田省吾球団社長(51)は「来季に向けて残る選手は、ほぼ確定した」と話す。前ロッテ西川僚祐内野手(22)、盗塁王に輝いた増田将馬外野手(26)らを戦力として残留させる見通し。来季の編成については「選手数(約40人)は、今年と同様の数を確保する。バランス良く取っていきたい」と語った。
報知新聞社