アスリート表彰の「エリート賞」 柔道選手が男女W受賞 楊勇緯は3年連続/台湾
(台北中央社)国内外の大会で優れた成績を収めた台湾のアスリートなどを表彰する「スポーツエリート賞」(体育運動精英賞)の授賞式が25日、台北市内で開かれた。最優秀男性アスリート賞には柔道の楊勇緯が3年連続で選ばれた。最優秀女性アスリート賞は同じく柔道の連珍羚が受賞した。男女の最優秀アスリート賞を同一競技の選手が受賞するのは初めて。 教育部(教育省)体育署が主催。アスリートの他、指導者やスポーツ界に功績を残した個人、団体を対象に表彰する。 楊は今年9月の杭州アジア大会で金メダルを獲得。台湾にとって歴代のアジア大会で通算100個目の金メダルとなり、台湾の人々を沸かせた。 楊は報道陣の取材に対し、今年は驚きの多い1年だったと振り返った。特に柔道女子の連とはアジア大会で一緒に金メダルをつかんだだけでなく今日も共に受賞できたとし「ステージ上では興奮で頭の中が真っ白になった」と語った。技術面でも精神面でも解決すべき課題はまだまだ多いとした楊。それでも「ベストな状態でパリ五輪に向けて努力する」と今後の決意を語った。 その他の受賞者は以下の通り。生涯功労賞=劉錦池(バスケットボール)▽特別賞=許皓鋐(囲碁)▽最優秀コーチ賞=曽自強(ボクシング)▽最優秀団体賞=杭州アジア大会3人制バスケットボール男子代表(江均、余祥平、汪哲宇、林信寛)▽最優秀新人アスリート賞(13~18歳対象)=謝元愷(陸上)▽最優秀スポーツマンシップ賞=谷筱霜(空手) (黎建忠/編集:田中宏樹)