春までバイクに乗らない!? 冬のバイク保管方法
冬季保管中は、タイヤの変形を防ぐため、タイヤの空気圧を高めにしておきましょう。規定空気圧の5%から10%程高めておくのが一般的と言われていますが、バイクに乗る前は安全のため測定しなおして、規定空気圧に戻すようにしましょう。 また、長期間地面に接地していることによるタイヤの変形やサスペンションの負荷を考えると、可能であればメンテナンススタンドなどを使ってタイヤを浮かせて保管しておきたいところです。 そして3つ目のポイントとしては、オイル交換をすることが挙げられます。
金属粉などが混ざった汚れたオイルをそのままにしておくと、変質や固着してエンジンが焼き付いてしまうといったトラブルを招くこともあるため、新しいエンジンオイルに交換しておくのがよいでしょう。またオイル交換後は、一度エンジンをかけて新しいオイルを行き渡らせてから保管すると、内部の劣化を抑制することができます。 さらにバッテリーを外しておくことも、重要なポイントのひとつ。 バイクのバッテリーは乗っていない間も自然放電しています。バッテリーは完全放電してしまうと性能が落ちてしまいます。長期間そのままの状態にしておくと充電しても以前と同じ性能には戻らない場合がほとんどです。 春になっていざバイクに乗ろうとするとバッテリーが上がっていたといったことがないように、取り外したバッテリーは満充電にして保管することをおすすめします。外したバッテリーは雨や雪の影響を受けない、また温度変化の少ない冷暗所で保管しましょう。 また、バッテリーを取り外さなくても、バッテリーの「マイナス端子」を外すだけでも自然放電を防ぐことができます。
そして最後は、バイクカバーをしっかり掛けることです。車庫やガレージを持つライダーは問題ありませんが、屋外で保管する場合は、雨風や直射日光からバイクを守るバイクカバーはマストアイテムです。 結露は錆びの原因になるため、こまめにバイクカバーの中をチェックすることも大切。結露対策としてカバーの下に毛布などの布を掛けておくことも効果的です。 ※ ※ ※ 冬の間はバイクに乗らないというライダーは多いでしょう。保管する場合は、「ガソリンを抜く」、「タイヤの空気圧を高めにする」、「オイル交換をする」「バッテリーを外しておく」、「バイクカバーを掛ける」。以上の5点をクリアしてから保管するよう心掛けましょう。
Peacock Blue K.K.