ウソで“盛って”もいい境界、面接で「やったことはありません」はNGで「はい、できます」がOKな理由。ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
日本人は臆病すぎる
日本人は話を盛ることに対して臆病すぎる気がします。ほかの国の人だと、「できる」と言っていたけど、実際にやらせたらできないなんてよくある話です。 このように「相手が誤解をしているだけで、ウソはついていない」とか、「聞かれてないので答えない」というコミュニケーション手法は、世の中で数多く使われています。特に宣伝です。
「手作り風パスタ」は手作りなのか?
例えば、レストランのメニューに「手作り風パスタ」というオススメ料理があったとします。これを見た人は、「手作りなのかな?」と想像しそうです。しかし、手作り“風”なので、実際には100%が手作りではなく、「手作りに近い味を機械で再現した」が正解です。 これも、「機械で作りました」と書くよりも「手作り風」のほうが売れるので、そう書いているのですね。これは誤解を招く表現なだけでウソではありません。 世の中の全員が正直者なら、正直で生きるのもいいと思います。でも、世の中にはウソをついたり盛った話し方をする人が多く存在します。自分だけ正直だと不利になることもあるので、気をつけたほうがいいですよ。 構成/杉原光徳(ミドルマン) 【ひろゆき】 西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
日刊SPA!