「大阪府が回収できたのは3円だけ」咲州庁舎ホテル“財産隠し”裁判、社長ら初公判で起訴内容認める
読売テレビ
大阪府咲洲(さきしま)庁舎に入っていたホテルの社長ら2人が、差し押さえを免れるため財産を隠した罪に問われている裁判が始まり、社長らは起訴内容を認めました。 大阪府咲洲庁舎に入っていた「さきしまコスモタワーホテル」の運営会社の社長、誉田喜博被告(62)ら2人は、去年6月以降、賃料を滞納していたことによる差し押さえを免れるために、売上金などあわせて2600万円あまりを別の会社の口座に隠した罪に問われています。 事件を巡っては、滞納している賃料およそ26億円を支払うよう命じた判決が確定し、ホテルは10月、退去しています。 5日始まった裁判で、誉田被告らは「間違いございません」と述べ、起訴内容を認めました。 その後、検察は冒頭陳述で「被告らが財産を隠したことで、会社の口座から大阪府が回収できたのは、3円だけだった」と指摘しました。 大阪府の吉村洋文知事は「13億円は回収できる」と明らかにしています。