【ハイライト動画あり】王国NZブルーズが実力証明。横浜キヤノンイーグルスも4トライ22得点。クロスボーダーラグビー第3戦
終盤になってもイーグルスはペナルティから速攻を多用。体力勝負を仕掛けるタフさを示すと、後半32分、SO田村の速攻からFLコーバス・ファンダイクが抜け出す。
エリア左隅で途中出場の竹澤が相手1対1を外で抜き、ゴール前へ。ブルーズも逞しい活動量で4選手が囲み、トライを防ぐ。
ここで途中出場のカート・エクランドがオフサイドでトライを防ぐ。これをみた滑川剛人レフリーがイエローカードを提示。我慢比べに勝ち、終盤での数的優位を引き出した。
さらにCTB梶村主将がゴールラインに迫る。6フェーズ目で一人ずつパスを繋ぎ、ルテル・ラウララがチーム3トライ目。得点機をものにした。
「今日は良かったのは竹澤ですね」(沢木監督)
辛口の指揮官も評価した群馬・明和県央高、日本大学出身の元フランカーは、後半39分にはチーム4本目のフィニッシャーとなった。
最終盤に1トライを取られ、最終スコアは22-57となったが、イーグルスのタフネス、プライドは示した。
初開催のクロスボーダーマッチで、若手主体ながら2連勝を飾ったブルーズのコッターHC。試合後にクロスボーダーを「エンジョイした」と語った。
「今日はフィールドポジションなどでプレッシャーを受けましたが、プレッシャーを得点に変えられたことが良かったです」
「今回のクロスボーダーをエンジョイしました。今後は両チーム、順位をつける形にして、そこで優勝をしたい。ぜひ来シーズンからも続けてほしい」
「時期について言うならば、我々はシーズン前かシーズン後がベストです。1試合は日本、もう1試合はニュージーランドなど、交互の開催が良いでしょう」と前向きな提案をした。
敗戦したイーグルスの沢木敬介監督は「現状このくらいのレベルの差はある」と率直に語った。
「でも良い経験になりました。前半、準備したところはまあまあハマりましたが、チャンスを仕留められないところ、そこはやはりスーパーラグビーのレベルが違うところ」