【ハイライト動画あり】王国NZブルーズが実力証明。横浜キヤノンイーグルスも4トライ22得点。クロスボーダーラグビー第3戦
さらにブルーズWTBクラークのスーパートライが生まれる。
SOペロフェタがインゴールへクロスキック。ボールを空中で捕球したWTBクラークが、そのままデッド(ボールライン)手前にグラウンディング成功の超絶プレー。4連続トライで26-0と大量リードを奪った。
「(WTBクラークは)今までハードなプレーを積んできました。(2023年W杯後に)リーグラグビー(豪ラビトーズ)でもプレーし、スキルが上がり、脂肪も落ちて良い状態で戻ってきてくれました」(ブルーズ、コッターHC)
イーグルス、待望のトライは前半38分だ。
3本のパスを繋ぎ、2層目のバックラインで勝負。CTB梶村祐介主将の捨て身のオフロードパスから左隅で2対1に。ボールを受けた流通経済大学出身のフィジアンWTBヴィリアメ・タカヤワがタックラーを振り解き、左隅を快走した。
待望の1トライ目。海外トップチームとの実戦で、手応えを掴んだ。
「通用するところもありました。たとえばアタックのボールの動かし方。ラインブレイクも何回か出来ました」(イーグルス、沢木監督)
「アタックでは崩すことが出来ていて、そこは自分達の強みだと再確認できました」(CTB梶村主将)
前半終了前に1トライを取られ、5-31で迎えた後半。
スタートから高精度の波状攻撃をみせたのはブルーズだった。献身的&正確なブレイクダウンワークで16次攻撃を繰り出し、最後はWTBクラークがハットトリック。
確かな実力で押し切り、ビジターチームが36-5とリードを広げた。
イーグルスも直後の前半4分に途中出場のルテル・ラウララがインターセプトから2本目のトライ。相手の不用意なロングパスに反応した。
しかしトライ後のキックオフボール確保に失敗すると、猛攻を受けて後半7分にノーホイッスル・トライを浴びる。後半21分には8本目を奪われ、スコアは12-50と大きく開いた。
この窮地で突破口を開いたのは、イーグルスのタフネスと、途中出場のWTB竹澤正祥だ。