サッカー・J1サガン鳥栖、福岡との「九州ダービー」は無得点ドロー…9戦勝利なし
サッカー・J1リーグ戦で、サガン鳥栖が佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムにアビスパ福岡を迎えた28日夜のホーム戦。スタジアムに今季最多の1万7563人が入場した「九州ダービー」は、0―0のスコアレスドローで終わり、九州勢の宿敵同士が勝ち点1を分け合った。サポーターは今後の奮闘に期待した。 【写真】後半、ゴール前でボールをキャッチする鳥栖GK・朴
リーグ戦で9試合勝利がなく、8月の監督交代後も浮上できずに最下位に沈むサガンは、J2降格の危機が迫る。一方、アビスパもリーグ戦で白星が10試合なく、どうにか勝利をつかみたい両チームがぶつかり合う一戦となった。
試合は両チームとも無得点のまま、後半に入り交代選手を次々と投入。サガンは負傷から復帰したFWマルセロヒアン選手らが途中出場して得点を狙ったが、最後までゴールネットを揺らせなかった。
家族で観戦した同県唐津市の会社員（45）は「勝てなかったのは悔しいが、たとえ厳しい状況でも、サガンの価値は揺るがない。次からも苦難に立ち向かう姿を見せてほしい」と話していた。
サガンの今季通算成績は7勝4分け21敗の勝ち点25で最下位のまま。今季は残り6試合で、J1残留ラインの17位との勝ち点差は10となっている。
