中国吉林省でスケート場の屋根崩落 東北部で昨年から事故相次ぐ
中国東北部の吉林省白城市で18日午前7時35分(日本時間同8時35分)ごろ、スケート場の屋根の一部が崩落した。中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。今のところ、けが人は確認されていない。当局が事故調査チームをつくって原因を調べている。 【写真】2023年7月、中国黒竜江省チチハル市で体育館の屋根が崩落した現場 CCTVによると、屋根の鋼材が変形していたことが事故原因として浮上しており、工事の段階で問題があった可能性があるという。 中国東北部では昨年、吉林省に接する黒竜江省で体育館の屋根が崩落する事故が立て続けにあり、市民に不安と怒りが広がった。チチハル市では昨年7月、中学校体育館の屋根が丸ごと崩れ落ちて生徒ら11人が亡くなった。チャムス市樺南県では昨年11月、体育館の屋根が崩落して中学生3人が命を落とした。 中国ではたくさんの人が集まる公共の場所での重大事故がたびたび起きており、市民生活の安全が依然として大きな課題となっている。(瀋陽=金順姫)
朝日新聞社