「Maven II」

ミックスウェーブは、Unique Melodyブランドより10ドライバー搭載のチタン製ユニバーサルIEM「Maven II （メイブン ツー）」を9月27日（金）に、世界799台限定で発売する。価格はオープンだが、税込294,800円前後での実売が想定される。 【画像】内部構造イメージ。10基のドライバーを搭載 2019年に発売された「Maven」の登場から、現在に至るまでの製品開発と研究の集大成として産み出された、「チタンシリーズの集大成」を銘打つハイブリッド型イヤホン。デュアルダイナミックドライバー、BA、静電型の異なる3種類のドライバーを組み合わせ、チタンシリーズの系譜と最新のブランドサウンドをシームレスに融合させたサウンドを提供するという。 低域再生を担うデュアルダイナミックドライバーは、9.8mm と6.8mm のユニットを採用。同社によると「BA ドライバーをベースにするより、自然さという点でダイナミックドライバーベースは優れている」とのことで、この利点を最大限に活用した優れた低音域パフォーマンスを発揮するとアピールしている。 中高域用、高域用にそれぞれ2基ずつ、計4基のBAドライバーを搭載。さらに、高域拡張用に4基の静電型ドライバーを使用する。明瞭さを犠牲にすることなく、独自の並列垂直デュアルダイナミックドライバーとの組み合わせによって、パワフルで繊細な低音を実現。各搭載ドライバーと、チタンハウジングとのコンビネーションで豊かで臨場感あふれるサウンドを提供すると謳う。 本モデル最大の特徴といえるチタン製筐体は、ドイツから輸入された本物のチタン粉末を使用し、3Dプリント技術を用いて設計されている。シェルとフェイスプレートは、耐腐食性の軽量チタンで作られており、シェルの厚みは0.4mmを実現。弾力性と耐久性に優れるほか、傷や腐食に強い物性から、長期に渡って美しい外観を保つことができるという。 付属ケーブルは、本モデル専用設計の「UM Copper M2 RE」を同梱。OCC銅導体を用い、高効率の維持と、パフォーマンスの最大化、そして自然で滑らかなサウンド特性を実現するように調整を行ったという。イヤホン側の端子はカスタム2Pin、入力端子は4.4mmバランスを採用する。 周波数特性は20Hz - 70kHz、インピーダンスは10Ω、入力感度は108dB@1kHz、付属品としてTPE素材を使用したAZLA製イヤーピース「Sedna Earfit Xelastec」を3サイズ (SS/SM/M )、シリコンイヤーピース、レザーケース、クリーニングクロスなどを同梱する。