20年春の朝ドラ「エール」主人公に窪田正孝 ヒロインはオーディションで
2020年春から放送のNHK連続テレビ小説は窪田正孝の主演で「エール」に決まったことがわかった。28日、同局が発表した。 窪田が演じるのは、福島県出身の作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏。全国高等学校野球大会の歌「栄冠は君に輝く」はじめ、“六甲おろし”の通称で知られる「阪神タイガースの歌」、読売ジャイアンツの応援歌「巨人軍の歌(闘魂こめて)」、「中日ドラゴンズの歌」、東京五輪の「オリンピック・マーチ」など、数多くの応援歌や行進曲を手がけた。物語は、その古関氏と妻で歌手の金子(きんこ)氏をモデルに、昭和を駆け抜けた夫婦の絆を音楽とともに描くという。
いわゆる“朝ドラ”として親しまれる連続テレビ小説の主人公を男性が演じるのは、2014年秋から放送された「マッサン」の玉山鉄二以来となる。脚本は、「ハゲタカ」(NHK)や「医龍」「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」シリーズ(ともにフジテレビ系)、「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」(日本テレビ系)などの林宏司氏が手がける。 窪田は1988年神奈川県出身の30歳。2006年4月に深夜ドラマ「チェケラッチョ!! in TOKYO」(フジテレビ系)で初主演を務め俳優デビューを飾った。以後、08年「ケータイ捜査官7」などでキャリアを積み、12年「平清盛」の平重盛役でNHK大河ドラマ初出演。さらに14年上半期の連続テレビ小説「花子とアン」では、ヒロインはな(吉高由里子)の幼馴染みで、はなに恋心を抱く木場朝市役を好演し知名度を上げた。
ヒロインの金子氏役はこれからオーディションで選ぶとのこと。「マッサン」ではシャーロット・ケイト・フォックスがヒロインを演じ話題を呼んだが、果たして今度は誰が選ばれるか注目度が高まる。 放送中の「まんぷく」、次回作の朝ドラ100作目となる広瀬すず主演「なつぞら」、今年9月からの戸田恵梨香主演「スカーレット」に続く、朝ドラ102作目の作品となる。