バス待ちカフェ開業 浜坂高生ら企画、準備携わる
新温泉町の浜坂高生徒らが関わり、JR浜坂駅前で開設準備を進めていた「浜坂駅前バス待ちカフェTOMOSHIBI(ともしび)」が2日、オープンした。空き店舗が増えて衰退してきた商店街の活性化にもつなげ、誰もが気軽に立ち寄って交流を楽しめる空間を目指す。あいにくの強い雨の中、来店客を迎える高校生の元気な笑顔が広がった。 カフェの開設は、同町居組で古民家レストランやコワーキングスペースを運営する小舟美穂さんが、浜坂高のコミュニティスクール活動と連携。2年生の生徒11人が、総合探究授業の一環として6月から関わってきた。 生徒たちは、夏休みを利用して空き店舗の内外装を整備したり、カフェで提供するメニュー、情報発信用のPRキャラクターを考案するなど準備してきた。 オープニングでは、生徒たちも店頭に並んであいさつ。除幕式も行ってオープンを祝った。 因幡蔵之助さん(17)は「初めてなのでいい経験をした」と振り返り、植垣美結さん(16)は「一人一人が役割分担して取り組み、輝ける企画でした」、大麻由奈さん(17)は「無事にオープンできて達成感があります」と、充実感をにじませていた。 小舟さんは「観光客や地域の人や子どもなど、いろんな人に利用してもらいたい」と話し、駅前の活性化にもつなげたい考え。3、4日はならし営業で5日から通常営業(午前10時~午後7時、日曜定休)に入る。16日にはイベントも計画している。
日本海新聞