20歳10か月というご長寿の犬さん…トイプードルの長生きの秘訣は?飼い主に聞いた
ペットは「家族」
「私、スパルタママって呼ばれます」 そう言って笑う熊崎さんですが、決して無茶をしているわけではありません。『ファミーユ』というNPO法人の代表理事を務めており、犬や猫の保護譲渡活動のほか、「老犬老猫シェルター」も運営。シニアに関する豊富な知識と経験に裏打ちされているのです。ちなみに、熊崎家にいるスタンダードプードルのミニーちゃんも14歳7か月とご長寿です。 ファミーユとはフランス語で「家族」という意味。その名の通り、預かりボランティア宅にいる保護犬や保護猫、老犬老猫シェルターで暮らす犬や猫たちは大切な家族として愛情を注がれ、熊崎さん自身もゆずちゃんやミニーちゃんと分け隔てなくその子たちに接しています。先に挙げた「良質のフード」「適度な刺激」「早めの医療」も然り。 「アニドネ(アニマル・ドネーション)さんの認定団体としてたくさんのご寄付をいただけるので、医療費なども惜しみなく使うことができます」(熊崎さん) アニマル・ドネーションとは動物関連団体に特化したオンライン寄付サイトを運営する公益社団法人。全国に数多くある保護団体や啓発団体から公募し、基準を満たした団体のみを認定(現在39団体)、企業・個人から集まった寄付金を分配することで活動を支援しているのです。ファミーユは2019年からその認定を受け、1000万円を超える支援を活動に生かしています。 「今、アニドネさんが『STORY wtih PET』という企画をしていて、サイトにペットのエピソードを投稿したり、公式SNSに『いいね!』をすると、保護犬や保護猫にオヤツを届けられるんです。ゆずは昨年、20歳のお誕生日に着物姿を披露したときの写真とエピソードを投稿させてもらいました」(熊崎さん) オヤツ代(総額30万円)はアニドネの運営費から拠出されるため、投稿者の負担はありません。愛する「家族」の写真とエピソードを投稿するだけで保護犬猫の支援ができるとは、なんともハッピーな企画です。ゆずちゃんだけでなく、ファミーユの卒業犬・卒業猫も続々と投稿していて、熊崎さんは「幸せのループです」と笑顔を見せてくれました。 (まいどなニュース特約・岡部 充代)
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