もふもふ3もふ!…猫さま2名が同居するうさぎに敵わないと感じていることとは【仏】
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第261回目はラヴァン(Raven)さまとスパロー(Sparrow)さま の登場です。 【画像】真っ黒じゃないのよ…胸元に少しだけ白い毛がチョロリな黒猫さまの姿はコチラ
飼い主の初めての猫さまになった猫さまたちの物語
【フレンチ猫さま】vol.261 猫さまの話をもっと聞かせて! 黒猫のラヴァンさまは2歳、スパローさまは2歳半のともに男性猫さまです。 <ラヴァンさまが語ります> 僕の名前はラヴァン。この家族のところに初めて来た猫です。僕は2022年8月末に生まれたらしく、生後2か月半くらいのときに道に捨てられていました。今は毎日食べて、寝て、飼い主が育てている植物を食べて食べて、とにかく走ることが大好きです。飼い主の日課のうち、昼寝が不可欠だったとしても、飼い主は僕の冒険には寄り添ってくれています。 スパローはここにSPA経由で2023年2月に来ました。推定2022年5月に生まれているはずなので僕よりは少しお兄ちゃんですが、僕は弟と思っています。きれい好きで体を洗ったり、歩き回ったり、家の壁すべてに頭を擦り、そしてとてもおしゃべりなんです。彼にぴったりな名前をつけてもらいましたね(スパロー=スズメ)。 そして僕たちよりも前にいたウサギのペッパーを紹介しましょう。彼女は飼い主たちと少なくとも3年間一緒に暮らしています。彼女は少し不機嫌ですが、優しいです。仲良しですよ! 足は相当早いです。彼女が本気を出したら追いかけるのは難しいです。 この家にはキャットツリーと一番大きな窓に張られたハンモックがあって心地いいです。僕たちは羽のあるものが大好きですが、なによりもバネが大好き! それらをたくさんもっていて、遊びだしたら飼い主が回収するまで決してやめられません。 <飼い主から見たラヴァンさまとスパローさまとは> ラヴァンとの出会いは、友人から電話があり、道で子猫を見つけたと教えられたことから始まりました。 私は今までに猫を飼ったことがありませんでした。ラヴァンが初めての猫です。 ラヴァンは乳離れしていない状態で外で発見され、どうしてもすぐに保護が必要な状態だったのでその場で連れて帰りました。 スパローはSPA協会に保護されていました。なぜ彼が捨てられたのか、その経緯はわかりませんが、2~3か月世話をされ、それから彼を見て私はすぐに恋に落ち引き取ることにしました。ラヴァンとスパローの関係は、最初の2週間はかなり忙しかったですが、今ではふたりはとても仲良くなり、一緒に遊んだり、寝たり、お互いにグルーミングしあったりしています。 ラヴァンはとても遊び好きで、食いしん坊で、特に私のパートナーとの昼寝を習慣としています。彼は誰も恐れませんが、時々非常にいたずらをしてしまい、ものを食べるためにはあらゆることをします。 地面に寝そべっているときは愛らしいです。彼は私のパートナーに似ていて、ふたりともおやつ(スナック類)が大好きです(笑)。 スパローは非常に臆病ですがとてもかわいらしく、よくゴロゴロと喉を鳴らします。抱き合ったりもしますが、とても恥ずかしがり屋な一面があります。性格は私に似ているかも! ラヴァンとスパローは、まるで自分の子どものような存在で、私は彼らをかぎりなく愛しています。彼らは私が抱きしめるのに飽きていると思います。彼らが私を愛してくれるといいのですが…そうだとしたら私は彼らのために十分な量の愛情をお返しすることができます。 毎日の生活で、彼らは喜びと愛を与えてくれます。猫との生活は、なんとも表現できない喜びであり、動物福祉について多くのことを考えさせられます。 ーー初めて猫さまを迎え入れた飼い主は、どうしてこんなかわいい子たちが捨てられてしまったのか、残念で仕方がなかったといいます。でも、一緒に生活を始め猫さまの存在に魅了されてしまいました。ラヴァンさまとスパローさまはここの家に来て本当に幸せに暮らしています。 著者情報 松永学 猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!
matsunaga manabu