初心者納得!「達人たちからセレクトの基本を学ぶ」日帰り基準で再点検【登山靴編】
■Point 2.フィット感が最重要項目 1
足の形に合っているものを選びましょう。店頭では足の長さや幅といった実測値を測れます。そのうえで、中厚のウールの靴下を履いた状態で、カカトに指1本分の余裕があるものを選びましょう。拇指球と小指球より前はゆとりがあり、それより後はフィット感が良いというのが理想的な登山靴です。その状態だと、カカトがフィットし、靴が前へとずれにくく、足先も当たることがありません。 ●つま先の形は様々 実測値を測ると、改めて自分の足の形が分かります。そして、登山靴を真上から見るとつま先の形が様々なことに気がつくでしょう。人差し指が長かったり、親指が長く順番に短くなる人は足囲からつま先に向けて先細ったモノを。親指と他の指がほぼ同じような長さの人はスクエア型を選ぶと足が擦れにくいです。
■Point 3.フィット感が最重要項目 2
インソールを替えるとフィット感が増し、力のロスも少なくなります。長時間、登山道を歩いていると、多くの人は足裏のアーチが下がり、足のクッション性が低下します。その結果足への負担が大きくなり、血流が悪くなってむくみが出たり疲れやすくなったりします。インソールを専門メーカーのものに替えることで、アーチが保たれ、血流が良くなりむくみや疲れの軽減に繋がります。カカトが浮いてしまったり、ズレやすいような人には、とくにオススメです。 ●インソールが効く インソールはカカト、拇指球、小指球を結んだ三角形のアーチを保つためのもの。アーチが崩れないように、下から支えたり、カカトを正しい位置に戻したりなど、メーカーによってそのアプローチ方法は様々です。
■Point 4.靴の硬さを考慮する
比較的整備された登山道や樹林帯、傾斜が緩いところを中心に歩くなら、靴は柔らかくても問題ありません。むしろ歩きやすいでしょう。傾斜がきつくて、ガレ場や岩場が多いのであれば、硬めの靴の方が疲れにくいです。また、荷物が重かったり、距離を歩くならば、登山靴の耐久性や耐衝撃性も重要になるため、柔らかい登山靴は力不足です。さらに、アイゼンを付けるようなケースでは硬い方が締め付けが少ないので快適に歩くことができます。 ●靴の硬さがもたらす作用