健大高崎・石田雄は1年生4割打者!センス抜群の2番がセンバツ連覇を引き寄せる【昨秋輝いた球児たち】
昨年のセンバツで優勝を果たした健大高崎(群馬)は、昨年秋の関東大会で準優勝し、今年のセンバツ出場を、ほぼ手中に収めている。出場が決まればセンバツ「連覇」へ挑戦することになるが、昨年夏からメンバー入りしている期待の1年生がいる。 石田雄の群馬、関東大会の打撃成績 石田 雄星外野手(1年)は、夏の群馬県大会にデビューし、甲子園では全2試合でスタメン出場。 安打をマークするなど、センバツVチームの新たな一員として存在感を見せていた。 新チームとなった秋からは、「2番センター」に定着。群馬大会、関東大会の計9試合すべてで安打を放った。群馬大会では17打数8安打、関東大会では13打数5安打、計30打数13安打の打率.433を誇る。9試合で犠打7と、つなぎ役も果たし、チームになくてはならない存在となっている。 170センチ、68キロと、決して上背がある方ではないが、左打席にどっしりと構える姿は、数字より大きく感じる。右足をすり足に寄せて、やや早めにトップを作り、直球にも変化球にも即座に対応できる適応力がある。 犠打が多いこともあるが、俊足を生かしたバント安打も稼げる。またヒットエンドランなどで、二塁ベースカバーに走った遊撃手方向へ放って安打にするなど、1年生とは思えない小技も冴えている。2番打者として、チームの攻撃に多彩なバリエーションを与えている存在だ。 1年生の4割打者、石田雄が、昨夏よりもたくましくなった姿をセンバツの打席でも見せてくれるはずだ。