立憲民主・梅谷守衆院議員、有権者への日本酒配布問題で不起訴に…新潟地検
立憲民主党の梅谷守衆院議員(新潟5区)が選挙区内で日本酒を配ったとされる問題で、新潟地検は27日、梅谷氏を不起訴とした。
この問題を巡っては、有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反の疑いがあるとして、糸魚川市の有権者が4月に告発状を提出。県警と地検が受理して捜査を進めていた。同党は5月、梅谷氏に1か月の党員資格停止と3か月の党役職停止の処分を科していた。
地検の中本次昭次席検事は「捜査を尽くしたものの、犯罪事実の認定に難があると判断した」と述べた。
この有権者によると、告発状では、梅谷氏が昨年7月頃から今年2月頃にかけて選挙区内で6回にわたり、町内会や環境保全団体などに日本酒1本などを寄付したと訴えた。
梅谷氏は9月に新潟市内で報道陣の取材に応じ、会合やイベントなどの「相応の対価として渡した」ことは認める一方、「法律違反の認識がなかった」と話していた。
不起訴を受け、梅谷氏は「ご心配をおかけしたことを改めておわび申し上げます。改めて公職選挙法の趣旨にのっとった適切な対応を心がけてまいります」とのコメントを自らのホームページで発表した。