自分の多忙さを自慢するのはもうやめよう…生産性とウェルビーイングを損なうことも(海外)
過密なスケジュールは、ときに従業員を苦しめる。予定が詰め込まれたカレンダーが、生産性とウェルビーイングを損なうこともある。 多忙なスケジュールは高い地位の象徴と見なされることもあるが、燃え尽きにつながるおそれもある、とエグゼクティブコーチは話す。 専門家によれば、ミーティングが本当に必要かどうかを検討し、集中力の必要な「ディープワーク」を優先させることで、効率が向上するという。 人材会社TGCサーチ(TGC Search)のマネージングディレクター、ブランドン・ドック(Brandon Dock)にとって、企業幹部から「忙しすぎてミーティングできない」と言われるのは珍しいことではない。 ドックがBusiness Insiderに語ったところによれば、採用候補者の理想的条件について話し合いたいと思っているときに、企業の採用担当マネージャーが「多忙カード」を切ることがあるという。 人手が足りていないマネージャーが時間不足の状態にあるのは理解できるとドックは言う。なんといっても、欠員を埋めなければならない状態であり、ドックはまさにその点で手を貸そうとしているのだから。 「つまり、本人が言うように、今後5週間ずっと毎日忙しいままで過ごすか、(面接のために)30分の時間をとるか、そのどちらかだ」とドックは言う。 「優先順位をつけよう」 カレンダーとにらめっこし、テレビのテストパターンにも負けないくらい色とりどりの予定をぎゅうぎゅうに詰め込んでいるのは、ドックとそのクライアントだけではない。しかし、職場問題の専門家がBusiness Insiderに語ったところによれば、それほど予定を詰め込んでしまうと、生産性とウェルビーイングにとって問題になるおそれがあるという。 良いニュースがある。リーダーがそうした逼迫状態を軽減させ、予定が詰め込まれたカレンダーは美徳だと示唆する社風をはねのけようと思えば、とれる方法はいくつかあるのだ。