その名も12気筒!フェラーリの最新モデル「ドーディチチリンドリ」にヨーロッパで乗ったら驚いた
フェラーリの最新モデル「ドーディチチリンドリ」は、「12気筒」を意味します。フェラーリは、長年にわたってV12エンジンを搭載したモデルを数多く製造しており、「ドーディチ(dodici)」はイタリア語で「12」、「チリンドリ(cilindri)」は「シリンダー」を意味します。 【動画】この記事の12チリンドリをルクセンブルクで走らせてみたら驚いた!
V12エンジンは、フェラーリのアイコニックな要素の一つであり、高性能スポーツカーやグランツーリスモモデルに多く搭載されています。このエンジンは、パワー、スムーズな回転性能、そして独特のサウンドで知られています。
いくつかの代表的な12気筒エンジン搭載のフェラーリ車には、以下のモデルがあります。現行のフラッグシップV12エンジン搭載モデルは812スーパーファストで、最高出力は約800馬力。F12ベルリネッタは812スーパーファストの前身で、V12エンジンを搭載した美しいグランツーリスモです。ラ・フェラーリはハイブリッドV12を搭載したハイパーカーで、電動モーターと組み合わせて1000馬力近い出力を実現しています。このように、フェラーリの12気筒エンジンは、同社の技術的進化とパフォーマンスを象徴する重要な要素となっています。
■ドーディチチリンドリのエンジンとデザインの特徴は?
フェラーリの最新V12モデル「12チリンドリ」のエンジンは、従来のフェラーリV12の進化形であり、完全新設計の6.5リットル自然吸気エンジンです。コードネーム「F140HD」を持ち、最高出力819馬力を9250rpmで発揮し、最大トルク500lb-ftを7250rpmで発生します。0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は340km/h(211mph)を超えるといいます。
V12エンジンとしては初となる8速デュアルクラッチトランスミッションが搭載されています。従来の7速に比べ、シフトが5%短縮され、変速の応答性が30%向上したと言われています。さらに、エンジンの特性として、トルクの80%が2500rpmで発揮されるようにチューニングされており、低速からでも強力な加速を実現します。